
バンダイより LM 1/144 リーオーカスタム の紹介です。
発売日1996年 価格 800円

パッケージ裏

こちらは1995年から1997年にかけてリリースされた「LM (リミテッドモデル)」シリーズ。
簡易金型を用いたプラモデルシリーズでガンダム系の他にもエヴァンゲリオン、エスカフローネ、ラムネ40炎、覚悟のススメ、FF7など幅広い商品ラインナップとなっております。

説明書。

カラー指示。

封入されたランナーは2枚と必要最低限のパーツ数で組み上がるような構成。
同封されているポリキャップは「PC-110」で、当時の1/144スケールキットと共通の物が使用されています。

組み立て図。
ガンダムWの1/144スケールよりも簡易化されていますが、改造前提のキットなので最後まで仕上げるとなると結構な難易度。
小学生の頃に上級者向けキットとは知らずにLMを買ってしまい残念な思いをした記憶があります。

付属の水転写シール。

OZ-06MS リーオーカスタム

後ろ姿。

商品名はリーオーカスタムになっておりますが、キットは通常の陸戦用リーオー。
成形色はモスグリーンの1色のみなのでメインカメラ等は塗装が必要となります。

LMシリーズはプラスチックが厚く、組み立てるにも加工するにも非常にクセが強い所が最大の特徴。
パーツの合わせ目も目立ってしまいますし、噛み合わせの調整も必要なので上級者向けのキットといった立ち位置だと思います。

ボディ。
とはいえ、こちらのリーオーはLMの中でも割と完成度が高い方で、成形色を活かせば部分塗装のみでそこそこ見栄える作りになっています。

背部のディテール。

脚部。
膝の造形が一部省かれておりフラットな表面に。

腕部の可動。
デザインがシンプルなので肘は90度まで可動。

脚部可動。
膝の曲げも90度以上。スカートアーマーがないので多少ですが可動範囲も広めだと思います。

付属品「105mmマシンガン」

大胆にも1パーツ成形。
マガジン部分のパーツがかなり分厚くボリュームがあります。

素朴ながらも味わい深いモデル。
ボディカラーを丸ごと塗り替えれば「連合軍東南アジア用」、「地球圏統一連合軍用」にすることも可能です。

HGACリーオーと一緒に並べてみました。
当時の「ガンダムW 1/144キット」に合わせたのが原因か同じスケールなのにLMの方が一回りほど小さくなってますね。

後ろ姿。

MIA、ロボット魂と一緒に。
他玩具と比べると丁度中間サイズ。やっぱり見た感じはLMは悪くない造形バランスですよね。

現在LMはすべて絶版になっていますが、リーオーやドートレスは再キット化されてようやくお役目御免といったところですね。
過去にこういったキットがあったという事をガンプラの歴史の1ページとして知っていただければ幸いです。

以上「LM リーオーカスタム」レビューでした。
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