
SDGUNDAM ACTION FIGURE ジオング の紹介です。
発売日 2014年

パッケージ裏。

SDGUNDAM ACTION FIGUREはバンダイアジアから発売されたSDガンダムの完成品アクションフィギュア。
日本のSDアーカイブからフォーマットを引き継いで作られた玩具で、香港、台湾などのアジア市場を中心に独自展開されたシリーズです。
今回紹介するジオングは付属パーツを使う事で「パーフェクトジオング」に換装することが可能となっています。

MSN-02 ジオング

後ろ姿。

デフォルメ系の商品としてはボディと頭のバランスがやや不格好に見えるジオング。
バンダイアジアオリジナルの商品なので、近年ではなかなか手に入りにくくなっているシリーズだと思います。

頭部。

SDガンダム系の立体物としては珍しく、モノアイやモノアイカバーにクリアパーツが使用されています。
BB戦士ジオングとは違って等身が高めなので、アレンジも全体的にややリアル寄りといった感じです。

頭部上がプラスチック成型で頭部下側と左右のアンテナがPVC成形。
モノアイは中心位置で固定されている為、残念ながら位置を変えるなどの可動ギミックはありません。

頭部後ろ。

もちろん頭部は取り外し可能で「ジオングヘッド」に。
他のSDアーカイブとは異なり首部分が大きな接続穴になっています。

頭部下側。

ボディ。
デフォルメどころかむしろ設定画のジオングよりも少しディテールが増えていますね。

腕部。
肩アーマーやハンド部は成形色ですが、二の腕と前腕は一部シルバー&ゴールドの塗装。

下半身。
こちらもパネルラインの筋彫りが多めですね。
(あれ・・・この感じどこかで見たような。)

後ろ側。
ちなみに上半身と下半身はPVCメインのパーツ構成で、他のSDアーカイブとは規格が大幅に異なります。

スカート内部のメインスラスター。

シャア!これってもしかして・・・!!
ピュキュリリリン (ニュータイプ音)

M I A ジ オ ン グ ! !

なんとアジア版SDアーカイブこと「SDGUNDAM ACTION FIGURE ジオング」は・・・。
2000年に発売された「MIA ジオング」の胴体をそのまま流用したパーツ構成になっています。

後ろ姿。

頭部を外した状態で比較したほうが分かりやすいですね。
スミ入れの有無と少し成形色が違うだけで、肩アーマーや胴体部、スカート部は全く同じパーツです。

腕部比較。
二の腕とハンド部は新規パーツで見た目のバランスを誤魔化しつつも調整している感じです。

スカート内部のバーニア等は成形色の違いだけで造形は同じ。

アジア版SDアーカイブのはずなのに箱を開けるとMIAが出てくるという何とも言えないこの感じ。
肩や腕部ならまだしも、胴体を丸ごと使いまわして S D と言い張っているところがあまりに大胆すぎますね。

頭部は頭の付け根から左右に旋回。
胸部はボールジョイント接続になっておりますが、ほんの少ししか動かすことが出来ません。

肩の付け根はボールジョイント軸で腕を脇から外側方向に開くことが出来ます。

肘パーツは新規造形ですがジョイントが廃止されてしまったので可動範囲が狭くなっています。
肘にはあらかじめ角度が付けられているので、二の腕を回転させて動きを付けるといった感じです。

手首はジョイント接続で可動し少し角度を付けることが出来ます。
MIAジオングに付属していた指可動のハンドパーツやグー手は残念ながらパーツが省かれています。

スカート裏はメインスラスター部が左右それぞれ可動。
ボールジョイント接続でパーフェクトジオングに換装させる際は根元から取り外しパーツを差し替えます。

関節パーツはMIAシリーズと同じなので基本的な可動もMIAとまったく変わりなし。
PVCの塊ですし、SDアーカイブシリーズの中でもこのフィギュアだけだいぶ異質な感じで仕上がってますね。











付属品「サイコミュコントロールケーブル(直線)」

付属品「サイコミュコントロールケーブル(曲がり)」

これもMIAに付属していたパーツと同じです。
腕を飛ばした状態でのポージングはなかなか難しいですね。





パーツを一部付け替えて「パーフェクトジオング」に換装。

これもまた強引ではありますが、足が伸びてジオングよりもこっちの方がプロポーションが良く見えるかな?

付属品「腕部カバー」
むき出しのメカ部分を隠す装甲パーツ。

付属品「脚部パーツ」
メインバーニアを取り外して脚部パーツに換装します。

足裏。
後部のバーニアも再現されてますね。

脚部は股と足首がボールジョイントで可動。
太腿の部分でロールします。

アクション!!

脚部の可動範囲が狭いのであまり派手なポージングを取らせることが出来ません。




踏みつけ!


再びMIAジオングと並べて。
同じ関節パーツが使われているという事なので・・・。

首や足を付け替えると、MIAパーフェクトジオングを作ることも可能です。

「念願のパーフェクトジオングだ!!」

「足短くない?」

バトルダメージ版のボディ。

ジオング大集合!!
たしかにMIAジオングは出来がいい商品でしたが、発売から14年後にアジアから末裔が現れるとは思いませんでしたね。

ガンダムのおもちゃは奥が深い・・・。

以上「SDGUNDAM ACTION FIGURE ジオング」レビューでした。
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