
バンダイよりS.H.フィギュアーツ TAMASHII GIRL AOI の紹介です。
発売 2020年02月15日 価格5,500円
BANDAI SPIRITS 誕生2周年記念!

パッケージ裏。

コレクターズ事業部(赤バンダイ)とホビー事業部(青バンダイ)のトップブランドが史上初のコラボレーション!!
こちらは自社ブランドによる夢コラボによって生まれたバンダイ完全オリジナル、史上初のお祭り商品となっております。

TAMASHII GIRL AOIはS.H.Figuartsの流れを汲んだコレクターズ事業部の完成品アクションフィギュア。
同時発売されたホビー事業部のプラモデル「HG 蒼流丸」と連動して遊ぶ事を前提として設計されております。

TAMASHII GIRL AOI (タマシイガール アオイ)

後ろ姿。

S.H.Figuartsの技術で作られたキャラクターモデル、それが「AOI」である。
赤と黒を基調としたカラーリングで和テイストなデザイン性、「アーマーガールズプロジェクト」シリーズからさらに洗礼されたスタイリッシュかつ柔軟なボディ素体が一つの魅力だと思います。
今回はAOIちゃん単体でのレビューになるのでご了承ください。

頭部。
髪は非常にシャープな造形、今までのAGP、プリキュア系のフィギュアーツのようなPVCの厚ぼったさを感じさせない所が良いですね。

左右の前髪に注目してもらいたい。

なんと左右で髪色のグラデーションが異なります。
髪型といい一見地味に見えますが、AOIちゃんはなかなかのオシャレさんですね。

髪飾り
こちらはかんざし。取り外しはできません。

うしろ髪はお団子、編み込まれた髪、シャープな髪先。
やっぱりAOIちゃんの髪型は動かしたときの重心バランスや遊びやすさ、合体時に干渉しないようなは配慮からこのようなデザインになっているんじゃないかと思います。
和テイストなら黒髪ロングヘアー、前髪パッツンみたいなビジュアルでも似合いそうですよね。

表情は「ドヤ顔」の1種のみ。
商品に対する自身の現れ、まさにバンダイの精神が形になったかのようなインパクト抜群な表情です。

頬には薄っすらとチークが塗られているんですが、少々眼力が強すぎるといいますか・・・あまりにも顔の圧が強い。
S.H.Figuartsのブルマなどの女の子キャラやAGPMS少女、艦これシリーズなど過去の商品よりものっぺりとした顔つきなところも気になります。

ある意味 バンダイ製キャラクターフィギュアの正統進化 と言えるんですが、これにはユーザー側も衝撃を隠せませんね。
魂が籠もっているのか、いないのか底が知れない女、それがAOIちゃん。

付属の表情は1種のみ!!(大事なので2回)
付属パーツを減らして少しでもコスト安くしたかったのかもしれませんが、せめて「笑顔」や「ダメージ顔」などの付属があれば商品の印象も変わりそう。

ちなみに、前髪を外すと表情パーツを取り外すことが可能です。
後々プレミアムバンダイで「拡張セット」的な商品の販売が考えられているんじゃないかと思います。

ボディ。
忍び装飾のようなデザインでディテールが細かく見た目の情報量も思ったよりも多めですね。

ダークグレーの成型色で襟元の黒と赤は光沢質な塗装になっています。
胸下のリボンは別パーツ造形。

帯留めにあたる部分には「魂ネイションズマーク」。
腰部は可動を配慮して軟質素材が使用されております。

ハンドパーツは「銃持ち手」のみ!
付属パーツとして付け替え用の握り手や平手は残念ながら用意されておりません。

太もも周り。
肌の部分はつや消し処理が施されております。

脚部
鶴のような優雅な装飾。

足。
こちらも若干草履のような和風な感じ。

頭部、首の可動
首は女の子キャラ系のフィギュアーツと同様のジョイント構造。

胸上部分でパーツが分割、ダブルボールジョイント接続になっておりぐりぐりと可動します。
こちらはTAMASHII GIRL AOI独自の素体構造ですね。

肩、肘、手首はそれぞれジョイントによる接続。
シンプルなデザイン故にパーツ干渉もなくアクション性が高めです。

胴体は胸下でパーツ分割、ボールジョイント接続なので前屈や反りといったアクションを付けることが出来ます。

胸下部分を少し引っ張ると・・・

ジョイントが持ち上がり、若干ですが胴体が伸びます。

魂ネイションズマークは取り外し可能。

お腹の3ミリ穴は多目的に使用することが出来ます。

脚部の可動。
股関節はボール軸で仮面ライダー系のアーツに近い感じ。太股部分で左右にロールします。

膝は2重関節。

足首はジョイント接続。
足先の可動はありません。

AO IN ACTION!!




正直あんまり期待はしていなかったんですが、実際に触ってみるとアクション性が高くバンダイ製アクションフィギュアの進化を感じました。

プリキュア系アーツやAGPシリーズよりも各部がスムーズに可動しますしパーツポロリ等も無いためストレスフリーで遊べます。





やっぱり表情パーツとハンドパーツの割り切り方がネックですよね。

AOI単体だとネタ方面でしか遊べないような・・・良く動く分その点が勿体ない。








どどんまいガールAOI

例のギャルAOI(編集により分裂。)





AOIチャクラ宙返り

サイズ比較
AOIちゃんはだいたい14センチくらいですね。

武装装備姿。

後ろから。

武装は大まかに上半身に取り付けるウィングと下半身に取り付けるバーニアの2つ。
プラスチック成形で一部クリアパーツが使用されております。

ウイングを後ろから見るとパーツ裏が丸見えなのであんまり見栄えがいいとは言えないんですが・・・
華麗な蝶の羽、大きな赤いリボンなどがイメージされている様子。

パーツの接続はすべてボールジョイント。
接続基部の付け根も前後に可動するので、思った以上に動きの幅が広めです。

バーニア
表面には3ミリ穴が2箇所用意されております。メカニカルなデザインでかっこいいですね。

スラスター内の造形。

バーニア接続部は長いジョイントになっているので、伸ばしたり縮めたりとアームを動かしパーツを好きな箇所に配置可能。

付属のベースと支柱。
こちらは定番の「魂ステージ」ですね。挟み込むタイプのクリップが付属しております。

アクション!!



AGPシリーズは背中に取り付けるパーツが外れやすい物が多かったような気がしますが・・・
AOIちゃんは軸がしっかりと穴に嵌るので、各部パーツがポロポロと抜け落ちる事なくスムーズに遊べますね。

武器「キャノン」

三味線をモチーフとした大型武器。
AOIちゃんの背丈よりも大きいんですが、プラスチック成形なので片手で持たせられるほどの重量です。

側面のグリップ。

こちらは根本から可動。
左右に取り付けられております。

アクション!!
キャノンの砲身はメタリックシルバー塗装。

後部の車輪がちょっと邪魔で取り回しが難しいんですが・・・
でもやっぱり武器をもたせるとドヤ顔と相まって様になりますよね。





美少女×大型武装は永遠のロマン!(バンダイの公式から引用。)

一輪車モード

三味線キャノンと武装を変形させることで完成。
AOIちゃん単体でも遊べるようにと用意された形態なので・・・ウリと言うよりはおまけ的な感じかなーっと。

ちなみに車輪部分はちゃんと回転します。

唯一の武器であるキャノンを武装として組み込んでしまった為、代わりになるような武器は無く・・・。

バイクAモード
こちらは相方の「HG 蒼流丸」と合体させる際に使用する形態で、Aモードはバイクの後部になります。

後ろから。
色々とツッコミどころ満載なんですが・・・はい。

バイクBモード
こちらは相方の「HG 蒼流丸」と合体させる際に使用する形態で、Bモードはバイクの前部になります。

Aモードよりはこちらのほうが見た目はマシですが、脚を完全に引きずっちゃっている所がちょっと気になりますね。

AOIちゃんも結構無茶な体勢です。

ガウォーク形態。

正直なところ定価だとちょっと買うかどうか悩むレベルなんですが・・・。
実際に触れてみると変形に対するこだわり遊びやすさ工夫など、コレクターズ事業部のノウハウがうまくフィードバックされた商品だということがよくわかりました。
HG蒼流丸との合体重視で融通が効かないところもありますが、いわゆる「俺変形」みたいなカスタムも十分楽しめると思います。

遊び始めるとかなり長くなってしまうので、一旦ここでレビューは終了!
別記事で組み換えや合体ネタなどのおまけを用意するので、よかったらぜひそちらも御覧ください。

以上「バンダイ TAMASHII GIRL AOI 」レビューでした。
NEXT・・・「TAMASHII GIRL AOI がやってきたぞ!」編
敢えて言わせて貰うならやっぱり表情パーツがね…目線が微妙に下にいってる+不適な笑みのお陰でなんか、こう圧というか、プレッシャーを感じる…!?(NT並感
ひとつだけとは言わずに、せめて叫び顔のひとつでもつけてくれりゃあ…