バンダイより Q-JOY 涼宮ハルヒの憂鬱 の紹介です。
たまらないものですが・・・。
こちらは2008年にバンダイから発売された可動フィギュアシリーズ「Q-JOY」の第一弾!!
1BOX8個入りのトレーディングフィギュアで価格は1つ840円となります。
今回は数年前に購入してからずっと眠らせていたデッドストック品(未開封新品)を満を持して開封したいと思います。
第一弾はアニメ化で爆発的な人気を博した「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ。
2008年は武装神姫、リボルテックそしてfigmaの始動とフィギュア業界では可動フィギュアが本格化した激動の時代。
そう、可動フィギュア戦国時代の最中にQ-JOYシリーズは発売されました。
ラインナップは ハルヒ 長門 みくる 鶴屋さん の全4種類。
中身がわからないブラインドパッケージになっているんですが、こちらは1BOX購入で2セット分揃うアソートです。
パッケージ裏。
共通関節によるカスタマイズが楽しめるといったバンダイらしい仕様。
しかしこれが後に悲劇を生むことに・・・
「あたしね、関節って結構重要なことだと思うのよね」
強気なキャッチフレーズで世に送り出されたバンダイベンダー事業部からの刺客。
フィギュアのクオリティに関しては製品サンプルの写真が公開された時点であれこれ言われていましたが・・・
第一弾の発売前からすでに第三弾までの企画が決定しており、動き出してしまった歯車はもう止まらない。
止まらないQ-JOY。
パッケージ上。
Q-JOYは「たまらん」という愛称でよく呼ばれているんですが、こちらは「Q-JOYのかな入力」が元ネタ。
モッコスやセイバーなどの「邪神」の流れもあって、当時は ふたばちゃんねる などの掲示板サイトでネタフィギュアとして大いに盛り上がり、その名を馳せる事となります。
前置きが長くなりましたが、パッケージ内はこんな感じ。
関節パーツランナー。
関節はPP(ポリプロピレン)製で基本的に共通パーツ。
こちらがキャラ別のパーツ。
PVC・ABS素材になっています。
組立図は箱裏に記載。
こう見ると結構細かい構成ですよね。
涼宮ハルヒ
後ろ姿。
猫耳で露出が多い萌え萌え衣装に身を包んだハルヒの姿!
第一弾からかなり攻めた格好ですが、こちらはメガミマガジンの描き下ろし版権イラストがモチーフとなっております。
そうなんです、このアマゾネスみたいなコスチュームは玩具オリジナルデザインではないんです・・・。
猫耳娘姿はQ-JOYの印象が非常に強いんですが・・・
温度で色が変わる「メタモフィギュア(長門、鶴屋さん)」やカプセルトイのHGIFシリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱 第6弾」でも同じ衣装が採用され立体化しています。
頭部はカプセルトイシリーズとあまり変わらないクオリティ。
古いフィギュアだからではなく当時も酷評、当時のバンダイ製キャラフィギュアは顔の造形やアイプリに独特の癖がありましたよね。
ボディ。
露出が多いので肩や肘の関節が目立ちますね。
ジョイントパーツは小、中、大と3サイズあり各部で使い分けられております。
ハンド部は肉球。
元絵に忠実なので、握りとか開きとかそういった付け替え用のパーツはありません。
脚部。
PVC製の足、接地面積が広い事から安定性は抜群。
尻尾。
スカート丈がめちゃくちゃ際どいコスチュームなので、終始パンツ丸出し。
ジョイント、本体ともにシンプルな構造なので当時のフィギュアの中では可動範囲が広い方だったかと思います。
まぁ・・・その分、丸出しの関節で見た目やプロポーションが犠牲になっているんですけどね。
ほんと重要だと思いますよ。
よく動く、Q-JOY
動かして遊べるとはいえ、このマニアック衣装でどうしろと・・・?
可愛いポージングにも挑戦!
多彩なポーズを再現可能!!
ポロリもあるよQ-JOY!
関節の接続軸が短いせいか実はかなりパーツが外れやすく、思っていたよりも遊びづらい代物。
これで定価840円は正直お高い。
1つ買ったらそれで満足。ネタとはいえ第三弾まで買い続けていた人は少なかったんじゃないかと思います。
「ただの人間には興味ありません。」(本当に興味なさそう。)
秋葉原のラジオ会館(旧)などで1つ300円で投げ売られている現場を当時はよく見かけたんですが・・・それでも長い間売れ残ってました。
長門有希
後ろ姿。
ハルヒとはボディの造形が異なり長門はワンピースのようなコスチューム。
服のディテールがシンプルすぎるのでなんだか下着にようにも見えますね。
だいぶ丸顔で長門さんと言われないとちょっと判断が難しいくらいの造形ですが、ハルヒよりは若干可愛らしく見えます。
尻尾は長め。
版権イラストの中では個人的にケモミミ長門が一番似合っていてかわいいと思います。
ハルヒとは違いボディの分割は無し。
その分ポロリが少ないのでこちらのほうが遊びやすいですね。
アクション。
「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
「それがわたし。」
朝比奈みくる
後ろ姿。
ハルヒ、長門よりも更にシンプルなボディ。
みくるちゃんはスカート造形ではないので股関節のジョイントがかなり目立ちます。
Q-JOY特有のレスラー体型がより引き立つみくるちゃん。
元のイラストの影響ですが首に巻かれた黒い首輪がまたいい味を出しています。
「禁則事項です♡」
各キャラクターごとに尻尾の造形が異なるところにこだわりを感じます。
アクション!!
ハルヒ「みくるちゃん!」
みくる「はわわ・・・・」
鶴屋さん
後ろ姿。
全身タイツのような衣装なので、みくるちゃんよりもつるんとしたボディ。
他のキャラよりも目が小さく、八重歯も再現。
涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの中では一番出来が良いんじゃないでしょうか。
股のジョイントもちゃんとボディと合わせた色合いになってますし、コスチュームのフェチ度も高め。
胴体の分割がないのとよりシンプルなボディのおかげで可動範囲も広く、それなにりアクション性もあります。
「めがっさにょろにょろ」
めがっさかわいい・・・
各パーツを組み合わせてカスタマイズ可能!
っということで組み替えてみました。
長門とみくるはどちらも黒猫なので、組み替えてもあまり違和感がないですね。
ハルヒと鶴屋さんは耳の色が違うのでボディだけの交換がおすすめ。
そもそもこの姿で組み替える意味があるんでしょうか・・・制服姿とかバニーとかメイドとかそういった汎用ボディがない所がとても残念です。
カスタマイズも自由自在!
可動フィギュアの新機軸!
っということで、自由なカスタマイズが楽しめるという要素もQ-JOYシリーズの醍醐味。
シリーズ共通関節でジョイントのサイズを合わせればこのようにパーツをつなぎ合わせることが出来ます。
つなぎ合わせたところで・・・。
悲しいかな・・・。
モンスターしか生まれないという・・・。
ジャアク・ザ・ナイトメア!!
大きさ比較ということで少々懐かしい面々と並べてみました。
サイズはfigmaよりも少し小さいくらいのサイズ感になります。
歴代の少女たち。
アクアシューターズが500円でQ-JOYが840円・・・。
ちなみにモエバインは2009年の発売となります。
うーん、たまらない気持ち になりますね。
AOIです。
「どうしてQ-JOYは売れなかったんですか?」
・・・・・・。
令和を生きるQ-JOYの姿。
おまけ。
手持ちの電撃ホビーからページの抜粋。
発売前から決まっている第三弾。
商品サンプルで分かったQ-JOYの実力!
たまらんシリーズは不思議なことに・・・・憎めないんですよね。
ちなみに同じ雑誌にはこのような記事も。
発売を控えるfigma長門。
同年に始動したリボルテックフロイライン。
三弾はアスカ、二弾は遠坂凛、第一弾の綾波は初回生産価格で2000円という安さでした。
アトリエ彩のアクションフィギュアシリーズ。
デュエルメイドの初期シリーズもこの時代ですね。
そしてコナミの武装神姫。
ムルメルティアの発売前。
Q-JOY始動当時の時代背景でした。
たまらんメモリーズ
こちらの写真は2008年に撮影した写真。古いハードディスクから探しだしたのでついでに載せておきます。
以上「バンダイ Q-JOY 涼宮ハルヒの憂鬱」レビューでした。
関連
・ハッピーセット うちはサスケ (チャクラ宙返り)
・ハッピーセット べジータのアッパーカット
・バンダイ ヘボット! ガシャプラシリーズ vol.1
・タカラトミーアーツ ガッツアニマル!!
・イルカ星人フィギュア
・カプセルトイ 仕事猫ミニフィギュアコレクション
・S.H.Figuarts TAMASHII GIRL AOI
・アオシマ 中華キャノン
・セガオリジナルフィギュア 美樹さやか(セガさや)
・バンダイ Q-JOY 涼宮ハルヒの憂鬱
でも「カスタマイズは自由自在」というのだけはホントみたい。さっそく名状しがたいナニかが出来上がっとる