やまと SIM EX 冥王計画ゼオライマー の紹介です。
発売日2006年3月24日 価格6380円
冥王の力の前にひれ伏すがいい…!
パッケージ裏。
株式会社やまと(YAMATO)より、OVA作品「冥王計画 ゼオライマー」から天のゼオライマーが立体化!!
こちらはSIM EX(ストーリー イメージ メカニクス エクストラ)シリーズの第二弾でゼオライマーは分離合体を再現したアクションフィギュアとなっております。
天のゼオライマー
後ろ姿。
各所に赤の塗装が施された日本政府に強奪された後のゼオライマーをイメージして立体化。
販売は やまと ですが、原型はアトリエ彩が担当しております。
やまとのアクションフィギュアといえば「群雄【動】」が印象的ですが、こちらはそれよりも前に発売されていた商品。
SIM EXシリーズは第1弾がイデオンだったので、突然のゼオライマーに驚かされた人も多かったのではないでしょうか。
バストアップ。
全体的にやや細身といった印象。
頭部。
サイズが小さいながらも顔の一部にはクリアイエローのパーツが使用されています。
アップで見ると塗装がちょっとガタついて見えますが、思ったよりも細かく彩色されています。
首元や側面のメカディテールもあり、意外と情報量も多め。
頭部後ろ。
もちろん胸部の球体はクリアパーツ。
ボディは真っ白ではなく少し緑っぽい色味が付いた成形色になっています。
腕部。
角などの尖っている部分以外は基本的にPVC成形。
肩の内側。
こちらは別パーツによる色分け。
手甲。
クリアイエロ―パーツを採用。
ハンドパーツ「開き手」
手のひらのメカディテールの細かさにびっくりしました。
ハンドパーツ「握り手」
2種の差し替えになります。
後部ユニット。
上部に伸びたブレードは少し前後に可動。
背部。
肩や後部ユニットのイエローは塗装による再現。
腰回り。
脚部。
側面。
足もやや細めですが、ディテールの細かさやはさすが やまと といった感じがしますね。
後ろから。
足裏。
頭部は首の付け根が軸接続で左右に回転しますが、ほんの少し動かせる程度。
胴体はボールジョイント接続になっていますが、基本的に旋回のみでこちらも動きの幅は狭い感じです。
腕は軸接続で肩アーマーを通して胴体側に接続。
二の腕、関節の付け根、手首の3か所がロールします。
肘は45度くらい曲がります。
手甲は上下に可動。
肩のツノ。
上下に可動。
曲がった付け根部分にもディテールがあります。
足の付け根はボールジョイント。
膝は二重関節ですが、あまり活かせずせいぜい90度曲がる程度です。
アクション!!
全体的に可動域が狭く扱いずらい感じ。
意外と接続はしっかりとしているのでパーツがポロリと取れるといったストレスが無いだけマシだと思います。
2006年当時はトレフィグ、コレクションフィギュアブームで、アクションフィギュアのジャンルとしてはまだまだ前世紀といった印象。
ゼオライマーと言えばマックスファクトリーのコレクト600が人気でしたね。
待望の可動するゼオライマー。
確か当時は販売延期で発売されるまでだいぶ長い期間がかかった印象。
待たされた挙句、定価6000円でこのクオリティなので値段を考えると厳しいフィギュアですね。
マサキ「チリ1つ残さず、消滅させてやる…!」
メイオウ!!
足が横に開かないのであんまり・・・
股関節は別のパーツに置き換えた方がいいですね。
ちなみに「SIM EX ゼオライマー」は東京ホビーショー限定受注商品としてリペイントカラーバージョンが発売されております。
リペイント版は強奪される前のオリジナルカラー「鉄甲龍ver. 」で、裏設定に基づいた彩色になっています。
フィギュアサイズは尖ったブレード部分を含めると大体20センチくらいです。
では分離させてみましょう。
まずは腕部、上半身、下半身で分割。
付属品「専用ツノパーツ」、「専用ベース(上半身)」
上半身は頭のツノを差し替えて、専用ベースに乗せるだけで完成。
頭部アップ。
専用ツノパーツにはクリア球体が無い状態になっています。
胸の球体は取り外すことが出来ません。
腕部は4パーツに分解。
付属品「専用ハンドパーツ」、「接続軸」、「専用ベース(腕部)」
二の腕部分を取り外し、専用ハンドパーツと差し替えてベースに乗せると完成。
キングジョーを彷彿とさせる部分的な分離形態。
付属品「専用ベース(下半身)」
脚部はリアアーマー側に足を折り曲げるだけでパーツの差し替えはありません。
専用ベースに乗せて完成。
ゼオライマー分離形態。
ラスト・ガーディアンの基地内では分離状態で格納されています。
分離を再現したフィギュアはおそらく やまと の SIM EX だけ。
コアの取り外しが出来ればよかったんですが、それでも唯一無二な商品だと思います。
合体シークエンスは基地内でしたし、特に分離が活かされるシーンが無かった気がするので・・・
そもそもゼオライマーが分離する事すらあまり知られてないかもしれませんね。
塵一つ残さず、消滅させてやる…!!
やまと SIM EX ゼオライマー と バンダイ ロボット超合金 ゼオライマーの比較。
背丈はあまり変わらずですが、バンダイの方が腕や足が太くガッシリと力強いフォルムになっています。
後ろから。
色の違いとして、やまとは少し緑かかったホワイト、バンダイはテカリが強い光沢ホワイト。
ディテールの細かさは やまと の方が一枚上手で情報量が多め。
並べてみて気づいたんですが、腰回りは双方でデザインが異なります。
バンダイは 合金フィギュア + 可動重視 な作りなので遊びやすさが段違い。
ディーテルが少なく全体的にツルっとしていますが、現状では一番出来がいいですね。
簡単なゼオライマーの立体物をまとめ(ガレキとソフビキットは抜き)
2005年10月 マックスファクトリー コレクト600 冥王計画ゼオライマー(600円)
2005年12月 ギガブレイン リアルアクションロボット006 天のゼオライマー(8800円)
2006年3月 やまと SIM EX 冥王計画ゼオライマー(6300円)
2006年4月 やまと SM EX ゼオライマー リペイントバージョン(6300円)
2012年2月 バンダイ スーパーロボット超合金 天のゼオライマー (5000円)
2020年7月 グッドスマイルカンパニー MODEROID グレートゼオライマー(6500円)
2022年7月 グッドスマイルカンパニー MODEROID 天のゼオライマー(5900円)
という事で、MODEROID 天のゼオライマーの発売が楽しみですね。
公式ページの写真を見るとギガブレイン並みにボディが太いビジュアルで、スパロボ超合金とはまた印象が異なりそう。
分離の再現はなさそうなので、やまとのゼオライマーももうしばらく手元に置いておこうと思います。
!!!?
あ、これ完全に死んだわ・・・。
以上「やまと SIM EX 冥王計画ゼオライマー」レビューでした。
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