バンダイ HG 1/100 ウイングガンダムゼロ の紹介です。
発売日 1995年10月 価格1500円
XXG-00W0 ウイングガンダムゼロ
後ろ姿。
こちらは「新機動戦記ガンダムW」放送当時にリリースされていた「HG 1/100」シリーズ。
過去に何度か再販されているキットですが、現在では長い期間で品薄の状態が続いております。
今回購入したのはおそらく当時品なので、近年の再販版とは少し違いがあるかもしれませんがご了承ください。
1/100HGは全体的にがっしりとした力強いプロポーション。
プラモデルながらも差し替えなしの変形やパーツ開閉などのギミックが再現されており、 おもちゃ的な要素も少し感じられるかと思います。
バストアップ。
写真は付属のシールを貼り、スミ入れと部分塗装を施した状態。
ギミック面い力が入っている分、初期のウイングガンダムよりもやや複雑な構造で組み立てには結構な時間がかかりました。
頭部センサーとツインアイはクリアグリーン成形パーツによる一体成型。
ツインアイは付属のホイルシールを使用しましたが、シールを貼らずにクリアパーツを活かした外観にする事も可能です。
頭部アンテナは艶が抑えられたゴールドメッキパーツを採用。
ただこの時代のキットはアンダーゲート方式ではないので切断跡が残りやすいところが難点です。
頭部アップ。
アンテナ内のセンサー、ダクト内部等は塗装が必要です。
ボディ。
1/144シリーズとは違い全体的にハイディテールなアレンジが加えられております。
中央のサーチアイは立体感がある「ジュエルシール」を採用。
メッキパーツといいジュエルシールといい、この特別感溢れるところが子供ながらにグッと刺さる要素だと思います。
腕部。
肩アーマーの一部がゴールドメッキ。
バックパック基部。
すべてグレーの成形色。
ウイングパーツ。
上部のゴールドはホイルシールによる色分け。
パーツ分割が細かく凝った作りになっているので、展開ギミックに関しては後ほど紹介します。
ハンドパーツは可動指タイプ。
中指、薬指、 小指が一体造形、人差し指が独立して可動。
当時のキットでは共通の構造でライフルを保持する際にトリガーに指をかけることが出来ます。
腰回り。
脚部。
足のソール部分と関節以外はホワイト一色なので、ダクト内部の塗装やスミ入れを施すと情報量が増しますね。
後ろから。
足裏。
ノズル部分は別パーツ構成になっています。
可動は頭部がボールジョイント、腰は軸によるロール可動になります。
肘は二重関節ですがポリパーツ丸出しの簡単な構造。
ポリパーツの接続部でロール可能です。
肩は軸接続。
肩アーマーは肩に挟み込むタイプなので腕の動きと連なって可動します。
細かな部分で、腕横のアーマーが独立して上下に可動。
腕を横方向に開く際にこちらも一緒に動かします。
ウイングの付け根は軸とポリキャップによる接続。
ポリキャップ接続部からウイングを横に開くように動かすことが出来ます。
膝も二重関節ですが、変形ギミックの影響もあって動きの幅がかなり狭め。
足首もウイングゼロ特有の構造で軸による回転可動になっています。
アクション!
1500円という価格帯ながらもメッキパーツやクリアパーツの採用、さらにジュエルシールも付いているので豪華な内容です。
各部のギミックが重視されている為、可動範囲は1/144スケールキットと大して変わらない程度だと思います。
マシンキャノンの露出。
頭部横のマシンキャノンはオープンギミックではなく、装甲パーツをそのまま取り外す事での再現になります。
サイズも気持ち小さめで銃口も開けられてないので、おまけ程度の要素だと思った方がいいですね。
エアダクトの露出。
胸部サーチアイ横のダクトカバーがそれぞれ開閉。
内部はメッキパーツになっています。
ダクト部分を装甲で保護し、冷却時に開いて強制吸気します。
このギミックが再現されている立体物はかなり珍しいですね。
肩アーマー上部の白いパーツ部分。
こちらは開閉し内部にサーベルが収納されています。
サーベル基部は造形のみなので実際に収納、取り出し等は出来ません。
肩アーマーの青いパーツ部分。
上方向に開くことでショルダーバーニアが露出。
姿勢制御や機動力のメインとなる高出力バーニアです。
肩アーマーは左右とも2ヵ所の開閉が再現されています。
まさに1/100スケールサイズならではのギミックですね。
ちなみに、パッケージのイラストをよく見てみると・・・
マシンキャノン、胸部ダクト、肩アーマーのギミックが箱絵で大胆にアピールされています。
ウイングの展開ギミック。
左右の外装を外方向にスライドさせます。
大きな隙間が出来たら、接続部から外装を開きます。
これで展開完了。
外装は軸とキャップによる接続方なので、後はポーズに合わせて角度等を調整してください。
内側。
ウイングの展開ギミックは近年だと単純なヒンジ構造になっている物も多いので、ここまで綺麗に可動する立体物はかなり珍しいのではないでしょうか。
ウイングに動きを付けにくい等の欠点もありますが、見た目はかなりいいと思います。
付属品「シールド」
機首になる部分にはクリアグリーンとゴールドメッキパーツが使用されております。
ホワイト部分の色が大幅に足りないので塗装が必要なんですが、結構塗る面積が広いので大変です。
シールドは腕に開いた穴に接続して固定。
裏面は大きく空洞になっています。
シールドのギミック。
前方向にスライドさせることで、機首部分が伸びます。
付属品「ビームサーベル」
クリアグリーンの1パーツ成型なので、グリップ部は塗装が必要となります。
アクション!!
付属品「ツインバスターライフル」
見た目にボリュームがありますが、全3パーツ構成と作りはかなり簡素。
色分けは一切なくグレー一色となります。
ウイングガンダムのバスターライフルを2基装備させただけではなく、威力や命中精度がはるかにパワーアップ。
バスターライフルの連結。
では、変形させてみましょう。
脚部の可変ギミック。
まず脹脛部分の装甲を開きます。
足をくるりと回転。
開いた装甲側へ折り曲げて収納。
踵のパーツを展開することで・・・
足裏のバーニアノズルが出現します。
アンクルガードを少し手前に可動させることで下半身の完成。
上半身はウイングガンダムと同じような要領で、肩アーマーを下げ腰と頭部を回転させます。
バックパック部にシールドとバスターライフルと取り付ける事で変形完了。
ネオバード形態。
後ろから。
シールドは後付けになりますが、ウイングゼロ本体は差し替えなしの完全変形が再現されていますね。
機首部分もクリアパーツが使われているので見映えはかなりいい感じです。
付属品「オリジナルビームエフェクト」
クリアグリーンのビームエフェクト。
シールド横に設けられた溝に取り付けます。
変形しながら突撃するといったイメージでしょうか。
おまけ要素なのでBB戦士みたいなノリで楽しめるところがとてもいいですね。
ウイングガンダムゼロ(ビームエフェクト展開)
っという事で、オリジナルパーツを活かしてMS状態で取り付けてみました。
シールドアタック!!
説明書。
ホイルシールとジュエルシール
ゴールドメッキとクリアグリーン
ポリキャップ。
シールなしの状態。
後ろ姿。
変形。
以上「HG 1/100 ウイングガンダムゼロ」レビューでした。
おまけ。
パッケージ内に入っていたカードダスの広告チラシ。
裏はカードリストになっています。
以上です。
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