バンダイ ラーゼフォンコレクションシリーズ01 ラーゼフォン の紹介です。
発売日 2002年4月26日 価格1800円
世は音に満ちて…
こちらはTVアニメ「ラーゼフォン」に登場の主役メカ「ラーゼフォン」のプラスチックモデル。
接着剤不要のスナップキットで、当時はアニメ放送中にいち早くバンダイから販売されました。
まずはランナーから見ていきましょう。
Aランナー(PS樹脂)。
多色成形でホワイト、ブルー、イエローの他、クリスタルを再現するクリアオレンジパーツがあります。
Bランナー(PS樹脂)。
主にラーゼフォンの外装。
Cランナー。
主に関節や内部を構成するパーツ。
こちらのランナーはABS樹脂成形なので少し柔軟性があります。
Dランナー と 頭部羽根パーツ(TPE)
いわゆる軟質ゴムパーツで頭部はあらかじめ彩色済みになっています。
PC-123プラス(PE)
ガンプラのHGUCやHGSEEDシリーズで使用されているポリパーツとまったく同じものが付属。
シール。
足のブルーラインはすべてシールによる色分けなので、見ての通りシール量がかなり多めに付属しています。
またこのシールは当時から粘着が弱く、丁寧に貼ってもすぐに剥がれてしまうという欠点があるので要注意。
説明書。
作例とカラーチャート。
物語前半の基本的な内容がメインで世界設定や専門用語、機体解説など情報量が多め。
ちなみに「ラーゼフォンコレクション」は一切シリーズ化されることなく、No.01のラーゼフォンのみで終了しています。
ラーゼフォン
後ろ姿。
写真は部分的に塗装し、一部シールを貼った状態。
所々のクリスタルはクリアオレンジパーツになっているので色どりが綺麗でとても神秘的な外見です。
ラーゼフォンのスラっとしたフォルムと独特なプロポーションを見事に再現。
立体物はかなり少なかったので当時はこちらのキットが唯一無二な存在でしたね。
バストアップ。
フェイス部と頭部の羽根は一体造形のゴムパーツで、顎や目などあらかじめ彩色済みになっています。
残念ながらゴムパーツが少し劣化しており、塗装表面がベタベタした状態になっていました。
20年前のキットという事で仕方がないとは思いますが、ゴムパーツの採用が後々になって仇になりましたね。
パチ組み派には優しい彩色済みパーツですが、ラーゼフォンの場合は塗装の差が激しく、色ムラやはみ出し箇所があります。
ゴムパーツなので色の修正や追加塗装をする場合は水性塗料を使用してください。
横顔。
この彩色済みパーツの影響かラーゼフォンのキットは長い間再販されておらず、実質的に絶版と同じ状態です。
後ろ側。
ボディ。
胸部は胸のオレンジが足りないだけで、他はパーツの色分けとシールでほぼカバーできるようになっています。
コア(搭乗口)
内部はクリアパーツで再現されています。
背中。
腕部。
ガンプラと同じポリキャップを使用したキットですが、外観重視の構造なのでキャップの露出等が一切ありません。
ハンドパーツ「開き手」
ハンドパーツ「握り」
ゴムパーツで左右それぞれ2種類付属。
脚部。
装甲の溝や縁のブルーラインはすべてシールによる再現。
シールの粘着が弱くうまく貼り付かなかったので、今回はすべて塗装しました。
曲面が多いのでシールを貼るにしてもかなり大変な作業になりますね。
頑張って貼った所で足を動かすとパーツが擦れてシールが縁から剥がれてしまうのでかなり厄介です。
脛の装甲部分はなぜかゴムパーツが採用されています。
足首の可動に配慮したためだと思われますが、もともと可動範囲が狭いのであんまり意味がありません。
足の内側にクリアオレンジのクリスタル。
後ろから。
さらに足の両側面にもクリスタルが付いています。
頭部はポリキャップとボールジョイントで可動。
コクピット部の装甲がフェイス側に付いているので、首を左右に動かすと内部が見えてしまうという欠点があります。
胴は腰の上下でボールジョイント接続。
スイング可能ですがパーツの干渉が激しく、動きの幅がかなり狭い感じです。
肩は本体側に軸接続、肩アーマーは肩の上部分でボールジョイント接続されています。
脇が少ししか開かないので、腕がうまく上がらず 弓を射るポージング などの再現は出来ません。
肘は約90度ほど曲がります。
さらに肘上で左右に回転可能です。
膝は二重関節のような構造になっておりますが、プロポーションを綺麗に見せるための可動なので、実際は90度程しか曲がりません。
イエローのつま先部分はポリキャップと軸可動で開閉可能。
アクション!!
光の矢や攻撃エフェクト等の付属は一切ないので、動かして遊ぶとなるとかなり寂しいですね。
ゴムパーツの採用はおそらく2001年に展開されていた「メカニックコレクション」の影響。
別シリーズですがラーゼフォンは実質延長線上の商品という事になりますね。
ラーゼフォンと同じ2002年にメカニックコレクションからライディーンが発売されているので、一緒に並べると胸が熱くなると思います。
首を少しでも左右に動かすとコクピットがちらちら見えてしまうところが気になりますね。
パーツを切り取ってクリアパーツの上に貼り付けてみてもいいかもしれません。
羽根が閉じた状態。
フェイスパーツを差し替える事で再現。
こちらは通常のプラスチック成形になっています。
ホワイト一色でシール等の付属もない為、羽根閉じパーツは塗装が必須。
キットはノンスケールサイズで全高は約20センチ。
今度グッスマから発売予定のモデロイドは約19センチなので大体同じくらいになるかと思います。
【#メカスマインパクト2023 新作】
— 田中ヒロ@メカスマ (@gsc_hiro) January 15, 2023
「#MODEROID ラーゼフォン」
原型:MieuxCrea/ミュークリエ
出渕裕監督監修、サイズは約19cm
MODEROIDライディーンと近いサイズです。
ヘミソフィアとともにムービー公開中!
📺https://t.co/3YS444ZbcA pic.twitter.com/vIrq1GMJFI
モデロイドではぜひヴァーミリオンを出してほしいところですね。
今だからできる遊びという事で、30MSとコラボレーション!!
気持ちやや太めですが、腕は3ミリ軸なので強引ですがカスタム可能です。
パチ組みの状態。
後ろ姿。
彩色済み頭部。
顎の周りなど汚れた状態になっていました。
羽根閉じパーツ
以上「バンダイ ラーゼフォンコレクションシリーズ01 ラーゼフォン」レビューでした。
おまけ。
バンダイ フルカラーコレクション スーパーロボット大戦PART4 「ラーゼフォン」
後ろ姿。
SDガンダムフルカラーの派生シリーズ。
発売日 2004年3月下旬 価格100円
バンダイ スーパーロボット大戦バトルコレクション 「ラーゼフォン」
こちらはスーパーロボット大戦MXの発売に合わせて販売されたトレーディングフィギュア。
ラムネ菓子付きの食玩です。
同シリーズのライディーンと並べて。
発売日 2004年3月下旬 価格198円
以上です。
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