グッドスマイルカンパニー MODEROID インベル の紹介です。
発売日 2023年7月 価格 8000円
パッケージ裏。
こちらはグッドスマイルカンパニーの組み立てキット「MODEROID(モデロイド)」。
今まで立体化されていなかったロボットやメカを中心に、アンケートを取りつつ積極的に商品化するところが大き魅力のシリーズです。
パーツは一部彩色済み。
インベルは胸部などのピンク部分と目に当たる箇所があらかじめ塗装されております。
では組み立て。
PROMETHEUS1 IMBER インベル
後ろ姿。
iDOLはドロップ(地球に落下する隕石)を破壊する為の隕石除去人型重機。
月から回収されたシリコン構造体をコアとする巨大ロボットでインベルはジャパンアイドルマスター課に配備されたプロメテウスシリーズの1機となります。
マスターはオーディションを受け上京した作品の主人公である「天海春香(cv井口裕香)」が担当。
2007年にTV放映された「アイドルマスター XENOGLOSSIA」に登場するロボットで、2009年にモデロックというシリーズで1度だけ立体化されています。
本格的なプラキット化は今回が初めてなので、まさにファン待望の待ちに待った商品になりますね。
写真は部分塗装とスミ入れを施した状態。
色分けはパーツ成形色と彩色パーツのおかげでほぼ完ぺきな仕上がりになるのでパチ組みでも十分だと思います。
パーツ数が多いので組み立てには結構な時間がかかりました。
頭部。
モヒカンのように額が大きく飛び出たかなり独特なメカデザイン。
フェイス回りのパーツは接着するのがおすすめです。
特に小さいパーツは外れると厄介なので接着したほうが後々動かして遊びやすくなると思います。
正面から。
iDOLのメカデザインはガンダムSEEDアストレイや舞-HiMEなどでお馴染みの「阿久津潤一」氏が担当。
ちなみにパッケージイラストはアイドルマスターXENOGLOSSIAで作画監督等を務められていた「椛島洋介」 氏の描き下ろしになっています。
令和になってゼノ春香の新規イラストを見る事が出来るとは思いませんでしたね。
現代風にアップブレードされたパッケージだけでもファンにとっては十分な価値があると思います。
頭部後ろ。
胸部。
こちらは彩色済みパーツでピンクは春香の好きな色。
付属「胸部パーツ各種」
胸部パーツを差し替える事で「初期インベル」、「春香インベル」、「千早インベル」のバリエーションを再現することが可能。
簡単にパーツを差し替えることが出来るように設計されているので、全部組み終わった後でも換装できます。
後部のコクピットハッチ。
付属品「差し替え用コクピットハッチ」
パーツを差し替える事で強奪後のインベルを再現する事が可能。
本編だと千早が強制排出されるシーンがとても印象に残っていると思います。
中央の球体部分。
薄いイエローの成形色になっているんですが、色が分かりにくいので塗装して濃いイエローにしてみました。
上半身と下半身を繋ぐモジュール。
立体化される際に非常にネックになるのがこの部分。
しっかり上半身を支えることが出来るほどの強度があり、接続軸やジョイント部分もかなり渋みがある感じです。
付属品「補助ジョイントパーツ」
こちらをモジュールの後ろにあてがうようにはめ込む事でパーツが固定され強度とポーズの安定感がさらに増します。
ディスプレイする際には補助パーツを使った方がいいですね。
腕部。
肩アーマー、メインアーム、サブアームといった構成。
ハンドパーツ「握り」
ハンドパーツ「開き」
腰回り。
春香用のピンクカラーは彩色済みパーツ。
付属品「腰パーツ各種」
胸部同様で差し替える事で3パターンに対応したインベルを再現することが出来ます。
腰の後ろ側。
球体部分は淡いイエローの成形色ですが、こちら濃いイエローに塗り替えてみました。
脚部。
戦闘用のロボではなく、あくまで重機を意識したデザインになっていると思います。
後ろから。
足の形状やプロポーションのバランスがかなり独特なのでスタンドパーツが必須になりますね。
付属品「スタンドパーツ」
軸はベース部分にボールジョイント接続、インベル側は3ミリ軸接続になっています。
脚部ギミック。
設定通りランディングギアの折り畳みと展開が再現されています。
ランディングギアを使った自立も可能ですが、バランスが悪いので素直にスタンドを使った方がいいですね。
足裏。
頭部の可動。
首の付け根部分で上下に可動。
頭は胸アーマーに隠れるくらいまで下げることが出来ます。
頭部の付け根はボールジョイント。
ある程度ですが頭を左右に振ったり、傾げたりすることが出来ます。
背中のモジュールは上半身の接続部分が可動。
上半身を大きく後ろ方向に倒すことが出来ます。
下半身の付け根部分。
こちらもジョイント可動で後ろ方向へ倒すことが出来ます。
軸接続なので左右のロールも可能です。
胸部の可動。
球体とボディの付け根にジョイントが設けられております。
胸部が上下に可動。
インベルには可変ギミックがあるので、その分細かく動かせるようになっていますね。
腕部。
肩と二の腕が軸接続でロール、手首はボールジョイント接続。
肘関節は一軸ですが、少し関節を内側から引き出す事で可動範囲が広くなります。
サブアームの付け根はキャップ受けと軸による可動。
背中のレール。
設定通りアームをレールに沿って前後に動かすことが出来ます。
肩を後ろに動かした状態。
脚部の可動。
脚部の付け根でロール、フロントアーマーが跳ねあがるので足は大きく蹴り上げることが出来ます。
さらに付け根のジョイントで後ろ方向にも可動。
膝は直角ではなく、なだらかにカーブを描く感じで曲げることが出来ます。
脚部の付け根は軸接続なのでロール可能。
少し股を開いたり、内側につぼめたりといった動きを付けることが出来ます。
キットの全高は約17センチ。
モデロイドは基本的にノンスケールモデルですがインベルは中サイズといったところですね。
アクション!!
各部関節やギミック、見た目もインベルの設定画通りといった仕上がり。
関節の緩み等も特に無いので安心して組み立てられると思います。
サブアーム展開。
サブアームは拳のみなので手を開くことは出来ません。
四つん這いインベル。
変形の都合もあって可動範囲が結構広いんですが、さすがに四つん這いの状態は再現できませんでした。
膝をもっと外側に曲がるように加工する必要があります。
第15話の格納庫での暴走状態が元ネタです。
ロボではなく生き物を感じさせるインベルの姿が印象的な回でしたね。
インベル初期カラー。
落ち着いたブルーグレーの色合いもいいですね。
SOS聞こえた やっとあなたに聞こえた
付属品「ファウストシュラーク」
後ろ姿。
今回が初の立体化になるパイルバンカー型の武装ユニット。
ファウストシュラークはドイツ語で「拳による打撃」を意味しています。
見ての通り通常のサブアームよりもさらに大きくインベルの全高に迫るほど。
横幅も増えるので見た目もかなりのボリュームになります。
春香インベルのファウストシュラーク装備は作中の最後の最後に登場。
ファウストシュラーク自体はトゥリアビータに強奪された際に追加装備された物になります。
ファウストシュラーク展開。
腕の可動。
少しくの字に曲げることが出来ます。
腕部。
パーツを差し替える事で指を開いた状態にすることが可能です。
後部パイル。
イエローの部分を一部取り外し、延長パーツを取り付ける事でパイルの伸縮を表現することが出来ます。
アクション。
本編のサイズを再現するとマジで頭がおかしいボリュームになりますね。
細身のインベルに規格外のアームを取り付けているので、立体化するとなるとかなりの鬼門になるかと思います。
保持力の方が不安でしたが、重さに負けずに腕が上がるので全く問題なし。
こちら側で調整する必要もありません。
残酷な 戦いを 繰り返して
千早インベル(ファウストシュラーク装備)
トゥリアビータに強奪されて胸と脚部のピンクを白に塗り替えた状態のインベルですね。
本編だとブルーグレー部分もグレーっぽい色合いになっていました。
コクピットハッチもこの際に一度変更されています。
飛行形態への変形。
一旦手足を取り外します。
胴体はモジュールを畳んで頭部を胸部に隠れるように下げます。
付属品「変形用ジョイントパーツ」
こちらを脚部と腕部の接続部に取り付けます。
ジョイントパーツを介して手足を接続します。
付属品「支柱パーツ」
飛行形態をディスプレイする際に使用します。
インベル飛行形態の完成。
後ろから。
モンデンキントからの出撃や移動する際に使用する飛行形態。
アニメでもそれほど登場回数が多いイメージが無いのでインベルが変形するという事を知らない人も多いかも。
横から。
手足を後ろ方向に動かしただけなので変形機構はそれほど複雑ではありません。
一応ファウストシュラーク装備状態でも変形可能です。
モデロック インベル と並べてみました。
後ろ姿。
モデロックはアトリエ彩とコトブキヤが協力し製作販売を行った簡易プラキット。
2009年に発売された商品で、MODEROIDが登場するまでは唯一無二だった立体物になりますね。
新旧そろい踏み。
モデロックはインベルのみの発売で終わってしまいましたが、MODEROIDでは他のiDOLも是非発売してほしいですね。
せめてネーブラとヌービアムは揃えたい。
オンライン特典「1/1スケール iDOL起動キー・アイ」
こちらはGOODSMILE ONLINE SHOPで「MODEROID インベル」を購入すると貰える特典キット。
iDOL起動キー・アイ
オンラインショップのサイトでは塗装イメージのCGモデルしか公開されていないので、あえて未塗装で組み立ててみました。
全8パーツで組み立てはかなり簡単。
シルバーの成形色とクリアオレンジで構成されています。
開閉可能でクリアパーツの取り外しが可能。
iDOL起動キー・アイのプラモデル化は今回が初めてですが、商品としては当時コトブキヤから1/8スケールのキーホルダーが発売されていたかと思います。
インベルと並べて。
1/1スケールとはいえそれほど大きいサイズではありません。
ダ
イ
ス
キ
これこそ本当にファン必須のアイテム…こんなの特典として付けられたらもう公式で買うしか選択肢はないですね。
パチ組み。
後ろから。
頭部。
ファウストシュラーク。
飛行形態。
!?
REC。
REC!!
以上「MODEROID インベル」レビューでした。
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