HCM-Pro 40-00 デストロイガンダム の紹介です。
発売日 2007年5月 価格 6500円
やっつけなきゃ…怖いものは全部!
パッケージ裏。
ハイコンプリートモデルプログレッシブはバンダイより発売された1/200スケールのプラスチック製完成品フィギュア。
MGにも劣らない精密な造形がウリの商品で、略称 「ハイコンプロ」「HCMPro」と呼ばれております。
デストロイガンダムはハイコンプロシリーズの中だと最大サイズの商品。
パーツがある程度分割された状態でブリスター内に納まっているので、簡単ですが組み立てる要素があります。
今回紹介するのは初回限定版。
パッケージには「対決パーツセット」と明記されており、エクスカリバーと専用台座が特別に付属しております。
フリーダムガンダムとフォースインパルスガンダムがあれば名シーンの再現と共により楽しめる仕様ですね。
デストロイガンダム本体に関しては通常版と変わりがないので安心してください。
GFAS-X1 デストロイガンダム
後ろ姿。
デストロイガンダム は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する地球連合軍の大型MS。
ユーラシア連邦のアドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した大型可変機で操縦には生体CPUの存在が不可欠とされています。
他のガンダム作品で例えると中盤に登場したビグザムやサイコガンダムに近いポジションの機体ですね。
デストロイガンダムの本格的な立体化はHCM-Proが初。
1/200スケールながらも25センチを超える玩具サイズで、さらにMA形態への完全変形を実現。
関節にはシリーズ初のクリック機構が採用されており、支えの台座が無くても自立できるような設計になっています。
バストアップ。
材質は主にプラスチックでボディは基本的にブラックの成形色。
頭部。
ツインアイや頭部センサーのグリーンはメタリックな塗装。
頭部アンテナはPVC成形。
通常のハイコンプロよりもだいぶサイズが大きいんですが、塗装に関しては結構甘い部分が多い印象。
プラスチック素材のアンテナパーツが別途に付属。
デストロイガンダムはバランスを崩して倒れたり、変形工程で干渉する可能性があるので軟質パーツの方が安心だと思います。
顔面口部にはレイダーガンダムに装備されていたツォーンの改良型モデル「200mmエネルギー砲 ツォーンmk2」。
さらに「75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン」を4門装備しております。
頭部後ろ。
胸部。
HCM-Proシリーズなので設定よりもハイディテールなアレンジになっています。
特に胸部はメカディテールがびっしりありますね。
胸部には3連装大口径ビーム砲「1580mm複列位相エネルギー砲 スーパースキュラ」を装備。
イージスガンダムやカラミティガンダムに装備されたスキュラの発展型です。
腰回り。
背部。
背負い物の影響で一見奇抜なデザインに見えますが、部分的に見ると連合軍製ガンダムタイプの面影がしっかりと感じられると思います。
腕部。
手甲部分には「両腕部飛行型ビーム砲 シュトゥルムファウスト」を装備。
ビーム砲は腕側の溝に接続されていて、簡単に取り外すことも可能。
不思議とガオガイガーのようなスーパーロボットを彷彿とさせるデザインですね。
肩アーマー。
ハンドパーツはPVC成形。
握り手とは別途に平手パーツがランナーで付属。
脚部。
これまたジェネシックガオガイガーのような太くてたくましいデザイン。
先端が二股に分かれており、後部には長い踵があります。
踵は上下に可動。
転倒防止になるので、このパーツは常時接地させた状態の方がいいと思います。
後部。
足裏。
フライトユニット。
デストロイガンダムの大きさの原因はまさにコレ。
側面に計20門内蔵されたビーム砲「熱プラズマ複合砲 ネフェルテム503」。
左右には「マーク62 6連装多目的ミサイルランチャー」を装備。
そして、2連装×2基の長射程大出力ビーム砲「高エネルギー砲 アウフプラール・ドライツェーン」。
本機の最強の武装であり一撃で艦隊を壊滅させるほどの破壊力をもっています。
ビーム砲はジョイントで接続されており、このように前方に動かすことが出来ます。
フライトユニット内側。
下部のノズル。
頭部はボールジョイントで可動。
肩アーマーは独立しており、跳ね上げる事で腕の可動範囲を広げることが出来ます。
肩の付け根はクリック付きの軸接続。
肩アーマーの可動のおかげで腕は水平になるまで上げることが出来ます。
肘は一軸のクリック関節で手首はボールジョイント。
さらに、二の腕部分にロールがあります。
腰は軸接続で回転。
フロント、サイドアーマーは跳ね上げることが出来ます。
ここはガンプラのHGUCによく使われているフォーマットに近い構造です。
足の付け根はクリック付きジョイント。
膝は2重関節でこちらも強度を高めるためのクリック機構が設けられています。
足首はクリック付きジョイント。
つま先が上方向に可動します。
このように片膝立ちも可能です。
HCM-Proでありながらもかなり異質な存在。
クリック機構(ラチェット式関節)がかなり多く取り入れられているので触り心地はボーイズトイ系の合体ロボや戦隊ロボに近いかも。
一切妥協のない可動部といった感じなんですが、各部クリックの間隔が広いので細かなアクションポーズにはやや不向き。
そびえ立つように置いておくくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
両手の5指先端に装備されたビーム砲「MJ-1703 5連装スプリットビームガン」。
開き手の指先にはしっかりと砲門の造形があります。
一斉掃射。
腕部ギミック。
肘下あたりに小さな突起があり、こちらを押すと。
スプリングギミックで勢いよく腕が飛びます。
(やっぱりガオガイガーなのでは?)
動画でご覧ください。
飛ばせ、鉄拳ロケットパンチ。
ちなみに飛ばした方の腕の断面までディテールがあります。
細かな部分の再現は流石ハイコンプロといった感じ。
腕の分離は設定通りなんですが、スプリングで発射するギミックを採用したところがおもちゃ的で面白いですね。
シュトゥルムファウスト上部には「陽電子リフレクター発生器 シュナイドシュッツSX1021」を装備。
アンチビームフィールド発生器で実弾・ビーム双方に効果があります。
ちなみに腕はドラグーンシステムによる遠隔操作が可能。
まさに武装全部盛り。
ヘブンズベース攻略戦ではこれが5機も投入されたのだから恐ろしい。
通常の1/200ハイコンプロと比較。
本体サイズの全高サイズは約19.5センチですが、後部の砲身まで含めると28センチくらいの高さがあります。
1/144スケールのHGと比較。
ガンプラだとMG相当(本体だけ)の大きさになりますね。
なかなか1/144スケールで発売されなかったことにも納得。
他玩具と並べて。
では変形。
頭部を上から押して、胴体内部へ収納。
アンテナパーツは付けた状態が正しいんですが、破損したり曲がったりすると嫌なので外した方が安心だと思います。
後部のジョイントを動かしてフライトユニットを上半身に被せます。
フライトユニット内側の突起を腕のスリットに合わせて接続。
肘を曲げた状態で腕部を固定します。
脚部。
腰を180度回転。
踵を下ろし、膝を曲げて中腰のような状態にします。
デストロイガンダム(MA形態)に変形完了。
後ろ姿。
まさに空飛ぶ円盤要塞のようなビジュアル。
MSとしてはかなり異質な外見ですが、開発元がザムザザーやゲルズゲーと同じなので…納得できますね。
上部から。
目と額の部分にはクリアパーツが使用されております。
正面から。
下からのぞき込むと、被り物を手で押さえているみたいでちょっとかわいい。
可動はメインの砲身だけで、この状態だと脚部はまともに動かすことが出来ません。
変形ギミックは結構簡単なんですが、差し替えなしの完全変形をしっかり再現しているところがいいですね。
初回限定版「対決パーツセット」
台座、ベース、サポートパーツ、ジョイント、エクスカリバーが付属。
ディスプレイスタンドはHCM-Proフォースインパルス等に対応。
ジョイントを介することでデストロイガンダムの腕も飾ることが出来ます。
スタンドは前後と回転可動が出来るので角度等が調整可能です。
MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀。
ビーム部分がクリアパーツ成型になっています。
HCM-Proシリーズではソードシルエットが発売されていないので、シンVSキラの戦闘シーンを再現するなら必須パーツです。
説明書。
裏面。
以上「HCM-Pro デストロイガンダム」レビューでした。
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