
バンダイ ガンダムADAPT メタス の紹介です。
発売日 2006年8月23日 価格600円

こちらは2006年8月に発売されたバンダイキャンディトイ事業部の食玩「ガンダムADAPT」。
モビルスーツを現実世界の工業製品的観点として捉え、整合性が取れたデザインで立体化するといったコンセプトの商品となっております。

ラインナップは…。
・ガンダム
・メタス
・旧ザク
・ララァ専用モビルアーマー
・G3ガンダム(シークレット)
全5種類。
1つ600円のブラインドパッケージなので当時の食玩としてはハードルが高い商品でしたね。
ちなみにメタスとエルメスは箱が重いので持った時の重さでサーチすることが可能だったと思います。

MSA-005 メタス

後ろ姿。

基本的に固定フィギュアなので腕や足の可動はありません。
デザイン重視という事もありメタスの特徴である変形もこのシリーズではオミットされています。

注目すべきは食玩らしからぬ精密かつパキッとした造形ですね。
だいぶ癖が強いアレンジなので少々面をくらうところもありますが、重機械のようなボディは素直にかっこいいと思います。

ガンダムADAPTのデザインはイラストレーターの「木下ともたけ」氏。
食玩「破幻のジスタチョコ」や現在発売されている食玩「ガンダムアーティファクト」のメカデザインなども担当しております。

頭部。
メインカメラはクリアパーツで頭部センサーはメタリック塗装。

頭部側面のディテールは段落ちモールドになっています。

ボディ。
プラスチックパーツがメインですが、頭部や肩など一部PVC成形になっています。

流石に金属パーツは使用されておりませんが、塗装による各部の質感がとても綺麗ですね。

細部まで作り込まれているのでどの角度から見てバッチリ絵になると思います。

両肩のセンサーにもクリアグリーンパーツを採用。

腕部。

アーム・ビーム・ガン

左右で造形が少し異なり、左側はバレルが少し伸びた状態になっています。
おそらく左側は発射状態ですね。

背部。

メタスには本来装備されていないミサイルコンテナが左右に追加。

中央モジュールも大分オリジナリティが強いデザイン。
ミサイルコンテナが上に持ちあがるギミックを想定とした造形になっていると思われます。

リアのブースターノズル。

股間パーツの先端にはクローが追加。

唯一の可動ポイントでクロー部分は手前に動かすことが可能。

脚部。

アップで見るとバンブルビーみたいですね。

ノズルだけではなくパーツ裏までディテールがあります。

後ろから。
まさに抜かりなしの作り込み。

足裏。

ガンダムADAPTは部品数がかなり多いので、パーツの接続が弱い箇所が少しあります。
特にメタスは太もものアーマーの外装が外れやすく、このように脚部がポロリと取れてしまう事もしばしば。

付属品「スタンドパーツ」
こちらを使用すると事で上半身の重さが軽減されますが、取れやすいパーツはどんどん接着したほうがいいと思います。

大きさは脚部から背中のパーツを合わせて約12センチ。
数多い完成品の食玩フィギュアの中でもサイズが大きめですね。

参考になるかわかりませんが、隣にハイコンプロシリーズを置いてみました。
やっぱり値段を考えると大きさもクオリティも破格…オーパーツなど呼ばれているのも納得です。

ガンダムADAPTは残念ながらシリーズ第1弾で終了してしまいましたが…
長年語り継がれる名作フィギュアとして食玩の中でも大きな爪痕を残した商品だったと思います。

模型雑誌等の情報ではないんですが、2006年当時のホビーショップ問屋ブログによると第二弾の発売が予定されていたとの事。

ラインナップはνガンダム、ジムスナイパーカスタム、ドーベンウルフ、ザクタンクだったそうです。
他に雑誌等で何かしらの情報があったら教えてください。

付属カード。

裏面

台座の説明書。

以上「ガンダムADAPT メタス」レビューでした。
おまけ。

ガンダムADAPTはキャラホビ2006限定版が存在しています。
エルメスの外装がクリアカラーになった仕様で、現在ではかなり入手困難だと思います。
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