バンダイ GUNDAM FIX FIGURATION #0023 百式 の紹介です。
発売日 2004年12月1日 価格 4500円
GUNDAM FIX FIGURATION(通称 G.F.F.)シリーズ は、2001年よりスタートしたフィギュアブランド。
カトキハジメ氏プロデュースによる精密なディテール、多彩なマーキングなど細部までこだわった大人向けハイクオリティ商品です。
百式はパーツ換装で「百式改」「量産型百式改」「フルアーマー百式改」の計4パターンの形態が楽しめるようになっています。
MSN-00100 百式
後ろ姿。
G.F.F.は基本的にガンダムタイプを立体化する企画なのでシリーズの中だと百式はかなり稀な存在だと思います。(一応δガンダムですが。)
同シリーズのガンダムMK-ⅡやZガンダムと一緒に並べて楽しめますね。
ボディ重厚感のあるゴールドでグラデーションを使った塗装で再現。
さらにフィギュアの随所にオリジナルデザインのマーキングがプリントされています。
バストアップ。
GFFシリーズは製造工程の多さから品質にばらつきがあり、同じ商品でも印刷のズレや塗装、接着に個体差が発生してしまいます。
百式は大体シリーズの中期あたりにリリースされているので、ノウハウの蓄積もあって比較的安定しているほうですね。
頭部。
左後ろのアンテナはプラスチック成型でシャープな仕上がり。
ただ見ての通りパーツがかなり細く、非常に破損しやすい箇所なので換装時には要注意。
頭部後ろ。
胸部。
こちらも重厚感のあるネイビーブルー。
フロントアーマー等。
部分的にオレンジのスミ入れが施されています。
肩アーマーには漢字で書かれた「百」のマーキング。
型式番号である「MSN-100」と「百年使えるMS」という意味が込められています。
背部。
左右のフレキシブル・バインダー。
付け根がボールジョイントになっているので、多少ですが角度等の調整が可能。
さらにバインダーは下側が前後に可動します。
パイプの取り外し。
パイプを取り外した際に開いた穴を埋める蓋パーツが付属しています。
説明書には「バックパックを取り付けない場合に使用ください。」との事。
蓋パーツに関しては特に使用しないと思います。
脚部。
各パーツはPVC樹脂がメインですが、MIAシリーズよりも全体的にガッチリとした仕上がり。
露出したムーバブル・フレームもかなり丁寧な造形。
シリンダーの付け根部分が足首の可動と連動して上下に動く作りになっています。
後ろから。
足裏。
まさにフル塗装ですね。
頭部はボールジョイント接続。
腰は軸接続で少しだけ左右に振ることが出来ますが、1回転させることは出来ません。
肩はボールジョインと接続。
二の腕の分割部でロール、肘は1軸で約90度ほど曲がります。
フロントアーマーは上下に可動、サイドアーマーはボールジョイント接続になっています。
股と足首はボールジョイントですが、膝は1軸なのであまり曲げることが出来ません。
アクション!!
全体的に関節が固く、無理に動かすとパーツが割れる可能性があります。
アクションフィギュアではないので、ポーズを付けて飾って楽しむ程度にとどめておいた方がいいですね。
付属品「ビームライフル」
露出したエネルギーケーブルと銃口下部にセンサーが内蔵された独特な形状のライフル。
ライフル用の持ち手ハンドパーツを使用しているんですが、握りが緩いのでしっかり持たせることが出来ません。
ちなみに武器持ち手は右のみの付属となります。
Eパックは取り外し可能。
ギミックの再現は嬉しい所ではありますが、その反面パーツが外れやすいので扱いにくいかも。
付属品「ビームサーベル」
こちらはクリアイエローの一体成型でグリップ部はゴールドの塗装で再現。
別途で付属しているので、サーベルを持たせる際はサーベルラックからパーツを抜き取ります。
百式はリアアーマーにサーベルを2本装備。
武器持ち手が右手1つしかないのでサーベルも1本分しか付属してないです。
付属品「クレイバズーカ」
リックディアスなどのエゥーゴ所属のモビルスーツが共通で使用している事が多いバズーカ。
GFFは可動が窮屈なので武器の取り回しがなかなか難しい。
バズーカはバックパックの左右に取り付けることが可能です。
プラモやフィギュアなど百式に関しては立体物が多いので特にGFFを購入しないといけないといった理由はないかと思います。
百式に関してはこれで以上ですが、ここからが本番です。
百式から量産型百式改への換装。
実はかなり簡単で交換するのは頭部と肩パーツのみ。
百式のフレキシブル・バインダーは使用しないので取り外します。
MSR-100S 量産型百式改
後ろ姿。
フレキシブル・バインダーの接続穴を隠すパーツが欲しい所ですね。
雑誌企画「Ζ-MSV」に登場する百式改をベースに構想された量産機。
百式と同一のパーツが使用されておりますがコストダウンを図るためにウィング・バインダーを廃止。
武装も簡略化され、設定ではパルスレーザー砲やメガ・バズーカ・ランチャーは使用することが出来ません。
頭部。
百式改と同一ですが、後ろに伸びた後頭部とクラウン状の額パーツが特徴的。
長く伸びた頭部アンテナは例によって折れやすいので、パーツを換装する際は最後に頭を本体に取り付けた方が安心だと思います。
ちなみに肩には「百改」の文字があるんですが、あえて見えないように背面にマーキングが来るように取り付けています。
肩アーマー。
円形のバーニアスラスターと横には装甲板が付いています。
上部ハードポイント。
肩アーマー上部の丸いパーツは蓋になっているので取り外し可能。
付属品「ビーム・ガトリングガン」
肩のハードポイントに取り付け可能。
GFFでは名称が 6連装ランチャー と記載されています。
という事でフル装備。
GFFはパーツ換装の都合もあるので、おそらく本来の量産型百式改とは部分的にデザインが異なると思います。
玩具的にも組み換えで再現可能なのでおまけ要素的な感じかもしれませんね。
武装は百式と共通。
肩のガトリングは軸接続なので旋回可能です。
GFFではビーム・ガトリングガンがより兵器的な見た目にデザインに変更されてますね。
量産型百式改の場合だと頭部アンテナを取り外した状態が正解かも。
頭部のメインカメラはブルーの塗装。
影になってしまうのでわかりにくいんですが、前方と後方でセンサーが区切られたデザインになっています。
では、百式から百式改へのパーツ換装。
頭部、腕部、バックパック、をすべて交換し腹部、腰回り、脚部の装甲を付け替えます。
ちなみにこちらが百式と百式改の共通パーツ部分。
分解した状態で見ると双方で異なる部分が良くわかるかと思います。
MSR-100 百式改
後ろ姿。
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴの攻撃型試作MS。
頭部と肩は量産型百式改と同じなのであまり違いが無いように見えますが、手足は全く異なる形状になっています。
本来頭部には「パルス・レーザー砲」が装備されておりますが、GFFでは発射口の造形がありません。
元祖SDだとエイリアンのパロディで口が開くギミックが遊び要素として追加されていましたね。
頭部裏側のデザイン。
フィンのような造形になっています。
胸部装甲と腰のフロントアーマー、サイドアーマーの形状が百式とは異なります。
胸部辺りは比較しないと違いが分かりにくいかもしれませんね。
腕部。
百式よりも赤いパイプの数が増加。
多目的ランチャー・ユニット。
造形のみでギミック等はありませんがΖガンダムと同様のグレネードランチャーが搭載されています。
背部は「増加モーメント型高機動バーニア・スタビライザー(高機動デバイス)」に換装。
Ζガンダムのロングテール・バーニア・スタビライザーを発展させた装備となっています。
左右にあるドラム型の偏向推進器はそれぞれ可動。
ノズル部分の位置を変えることが出来ます。
左右のスタビライザーはほんの少しですが前後に可動。
脚部。
脛アーマーと外側にスラスター付きのアーマーを装備。
全体的な見た目が百式よりも少し大きくなっています。
つま先が伸びてソール部分も大型化。
ここは百式とは全く別デザインのパーツです。
足裏。
武装は百式と共通。
Gジェネやスパロボだとビームガトリングガンと追加兵装のパルスレーザー砲が肩に装備されていることが多い印象。
比較的最近のバトオペ2では頭部から発射される初期設定由来のパルスレーザー砲になっていましたね。
ゲームの影響もあってパルスレーザー砲の扱いが本当に分かりにくい…。
百式改の立体物はGFFの他にMGとGフレームで発売。
量産型百式改に関しては近年だとMETAL ROBOT魂がプレバン限定でリリースされます。
MIAのメガバズーカランチャー。
少し小さいサイズではありますが、百式改と合わせてみました。
では、お待ちかねのフルアーマー化。
百式改の状態から一部組み替えて装甲パーツを取り付けていきます。
FA-100S フルアーマー百式改
後ろ姿。
アナハイム社が開発したエゥーゴの試作型モビルスーツで百式改の武装と装甲を強化すべく追加装甲を装着させた姿。
GFFではフィギュア化にあたってリファインされているので、出典元のイラストとは一部デザインやパーツバランスが異なります。
右肩の装甲版には「百改」の文字がプリント。
設定では装甲版の裏側にリフレクターパネルがあり、前方に倒すとIフィールドを展開することが可能との事。
腕部アーマー。
肩や腕部周りの装甲パーツが追加されて大型化。
前腕部装甲に装備している「炸裂ボルト」。
表面はマーキングによる表現で特に武器として使用できるギミックは再現されておりません。
胸部アーマーには「脇腹ミサイルポッド」と「胸部メガ粒子砲」を装備。
GFFでは中央の発射口が塞がった造形になっています。
脚部アーマー。
パーツがびっしり取り付けられているのでもうなにがなんやら。
脚部にも「ミサイルポッド」が設けられているそうです。
大きく伸びたフィンがかっこいい。
増加ブースター。
百式改の高機動デバイスの上からさらにブースターが増設されています。
ビームキャノンユニット。
サザビー系のファンネルラックみたいでかっこいいデザインですよね。
砲身の可動。
リフレクターパネルを倒して砲身を前方に動かすことが出来ます。
GFFでは砲身の伸縮ギミックはありません。
アクション!
GFFの動かない関節の上からさらにパーツを被せるように取り付けているので、全体的にタイトな感じ。
足回りのパーツが取れやすいのでポージングはかなり厳しいです。
このズッシリとした姿を見るだけで十分な満足感がありますね。
フルアーマー百式改の立体物はかなり少なく、リアル体型だと2004年のGFF以降は販売はされてないと思います。
デフォルメ系だと2022年4月発売の「FW GUNDAM CONVERGE ♯Plus03」にラインナップされています。
炸裂ボルト!!
スパロボ等だと「電撃を纏って殴りかかる技」みたいなモーションでしたが…
本来の設定では近距離で榴弾を浴びせて、その衝撃でダメージを与えるといった攻撃だそうです。
付属品「ロング・メガ・バスター」
特にギミックはありませんが、名前と見た目がめちゃくちゃかっこいい。
ちなみにロング・メガ・バスターは「HG ガンダムデルタカイ」にも同じデザインの物が付属しています。
しれっと武器だけプラモ化されててびっくりしました。
バトオペ2だとロング・メガ・バスターは背部に懸架できるみたいですね。
フルアーマー状態でも肩アーマーのハードポイントが使用可能なので、ビームガトリングガンを追加で装備することが出来ます。
ビームライフル + クレイバズーカ
パーツがみっちりと詰まったこのビジュアルが最高。
まさに20年ぶりの再立体化となる「METAL ROBOT魂(Ka signature)フルアーマー百式改」の発売が決定しているので楽しみですね。
以上「バンダイ GUNDAM FIX FIGURATION #0023 百式」レビューでした。
おまけ。
共通パーツなのでオリジナルの組み換え遊びが楽しめます。
ビームキャノンと炸裂ボルトを装備した百式カスタム。
以上です。
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・FIX FIGURATION # 0023 百式 & フルアーマー百式改
・FW GUNDAM CONVERGE #Plus03 フルアーマー百式改
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・MG 1/100 量産型百式改
・METAL ROBOT魂 量産型百式改
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また引っ張り出そうかな。