バンダイ SMP ぼくらの ジアース の紹介です。
発売日 2024年6月24日 価格 6800円
命とひきかえに絶大な力を自由にできて仲間の命を救えるんだ。 うれしいだろ?
パッケージ裏。
こちらは2021年7月からスタートしたハイターゲット向けのプラキットブランド「SMP」シリーズ。
スーパーミニプラで培った知見のもと、大人に向けて商品化した食玩となっております。
説明書。
一見説明書に見えないデザインですが、こちらはアニメに登場する雑誌が再現されています。
ちなみにパッケージデザインもアニメに登場する「黒い怪獣」のガレージキットがモチーフ。
第12話 「血のつながり」でマキの父親が購入するというエピソードが元ネタなのでかなりマニアックなネタですね。
キットを組む前から ぼくらの の世界観を楽しませてくれる素晴らしいファンサービスだと思います。
パーツは一部塗装済みなのでシールはジアースの顔に当たる部分のみ。
個点なしから15個点灯まで光の数が選べるので好みのシールを選んで貼ってください。
付属のガム。
申し訳程度の食玩要素。
ジアース
後ろ姿。
パーツ数はそれほど多くはありませんが、各部アンダーゲートになっているので組み立てには少々時間がかかりました。
ボディカラーは少し青みのある黒といった感じで、ジアースの独特な色味が成形色で再現されていると思います。
今回商品化したのはアニメ版のジアースで原作の漫画とは顔の形状や全体的なフォルムが異なります。
ジアースは2008年にポリレジン製のフィギュアが発売されましたが、流石にプラキット化は今回が初になりますね。
バストアップ。
写真はキットをそのまま組み立てた状態で塗装等は一切しておりません。
頭部。
フェイスパーツは「塗装済み」と「シール」の2種類が付属。
塗装済みフェイスの方は目の光が再現されてないので、個人的にはシールの方がいいと思います。
パーツが小さいのでわかりにくいんですが「15個点灯」のシールを貼ってみました。
頭部形状は海生甲殻類のような独特なデザイン。
改めて見るとグソクムシみたいな見た目してますね。
頭部の下は「彩色済みパーツ」でこの部分のみブラウンの塗装が施されています。
ボディ。
何とも言い難い形状…とにかく見ているだけで不安な気持ちになるそんな不気味なビジュアルです。
背部。
細くて長い突起が多いので破損には要注意。
肩部。
節々のパーツはブラウンの成形色。
オーラバトラーのような生物的な造形です。
腕部。
大まかに3分割構成。
腰回り。
ここだけ切り取って見るとだいぶ昆虫っぽいですね。
脚部。
こちらも虫の足のような細くてスラっとしたフォルム。
踵はヒール形状になっています。
専用台座。
支柱は長さの調整が可能で付け根がボールジョイントになっています。
ベースはジアースの顔がモチーフの形状。
ジアースは専用台座が無くても自立可能ですが、見ての通りバランスが悪いのであまりお勧めは出来ません。
突起や軸が細いし、転倒すると破損の恐れがあるので基本的に台座を使用したほうがいいと思います。
今回のジアースはノンスケールモデルで全長は約25センチ。
アニメの設定では全長約500mもあるので、ノンスケールながらもかなり大きく見えるようなサイズ感になっていると思います。
可動は頭部付け根と胴体がボールジョイント接続。
肩の可動。
前方に大きく引き出せる構造になっています。
腕部は4ヵ所が軸接続でロール。
2ヵ所に曲げジョイントがあります。
脚部は3ヵ所が軸接続でロール。
2ヵ所に曲げジョイントがあります。
足はつま先の付け根が軸接続でロール。
アクション!!
接続軸が細いので気を付けて動かさないと軸関節がポキッと折れそうで怖いですね。
テコの原理で軸に負荷をかけないように、可動部は付け根を持って動かした方がいいと思います。
それにしてもジアースが一般流通で発売するとは思いませんでしたね。
OPの「アンインストール」は一世風靡しましたが、アニメ自体はそれほど人気といった感じではなかったような気がします。
まさに今回のジアースは マイナーなロボットも商品化するぞ という意気込みを感じさせる商品ですね。
(ここ最近のモデロイドに対しての牽制の意味合いもあると思いますが…)
ジアースの武装は全身あらゆる場所から発射されるレーザーと硬くて鋭いボディから繰り出される殴る蹴るの近接格闘。
ジアースを動かすパイロットによって攻撃スタイルや動きの速さが変わります。
ジアースはアニメ版と漫画版でデザインが異なるので、立体物としては住み分けが出来そうですね。
アニメ版は昆虫、甲殻類といった印象ですが、漫画版は鎧を付けているような重厚なデザインで関節構造もだいぶ異なります。
「なるたる」と同じ作者の作品という事であまりにも人間関係がドロドロしているぼくらの。
アニメはロボット、怪獣特撮的な要素を少し濃くしてややマイルドにした感じの内容だったかと思います。
政府やマスコミと協力しようとするパートなど政治的な話もリアルな特撮作品っぽくて面白かったですね。
付属品「クロー」
腕部先端のパーツを差し替える事で再現。
基本的に何かを掴むときに先端がガシャンと開きます。
付属品「コア」
クリア成形のアタッチメントパーツを介してクローにコアを持たせることが出来ます。
花の蕾のようなデザインになっていますが、ディテールが分かりにくいのでスミ入れを施しています。
相手のコアを引きちぎって潰すといったジアースの勝利シーンが再現可能。
中身はジアースパイロットと同じ境遇を背負った別世界の地球人なんですよね…。
腕部のパーツの取り外し。
アニメ第10話でナカマがとった戦法を再現可能。
ボクサータイプのロボに対してリーチが長すぎるジアースの腕を自らの機転で切り離し、敵を殴り倒します。
付属品「1/12 契約機」
ジアースのパイロットになる際の契約に使う謎の機械。
1パーツ成型で特にディテール等はありません。
付属品「1/12 コエムシ」
後ろ姿。
頭部は「プリント済みパーツ」になっています。
マスコットキャラ的な見た目ですが、元は別の地球で暮らしていた人間でマチのお兄さん。
ジアースはノンスケールですが契約機とコエムシは1/12スケール。
他のフィギュア等と一緒に遊べるサイズで立体化しているので、大分悪趣味ですね。
契約後はイスを用意してオリジナルのジアースパイロットを揃えよう!
どう足掻いても…。
よし行くぞ、ジアース発進!!
一緒に飾るならジオクレイパーのジオラマが最適ですね。
こんなのは、ヒーローのやる事じゃない…。
わかった、ここが急所でしょ!!
捕まえた!
それなら!
自分に責任を持てるのなら…それを使っても構わない…
お母さん…ありがとう…
ワンチャンスだぞ、重い切って投げるんだ。
やぁー!
以上「バンダイ SMP ぼくらの ジアース」レビューでした。
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