
バンダイ MOBILE SUIT IN ACTION!! ララァ・スン専用モビルアーマー の紹介です。
発売日 2003年12月 価格 6500円

パッケージ裏。

MIAシリーズと同スケールということで全高210mm、全長260mmとMAの名に恥じないビックサイズでの立体化となります。
エルメス本体だけではなく、7基付属するビットや別売りのシャア専用ゲルググに使用するボーナスパーツを収録。
さらに、ビットの射出やサウンドギミックまで採用された豪華な仕様になっています。

MAN-08 エルメス

後ろ姿。

一年戦争末期にジオン公国軍がブラウ・ブロの流れを汲んでニュータイプ専用MA初の実戦タイプとして開発したMA。
例によって商品名はエルメスではなく、こちらも「ララァ・スン専用モビルアーマー」になっています。

正面から。
20年以上前にリリースされた玩具ですが、現在発売されている立体物の中でもMIAシリーズが最大級になりますね。

コクピットのキャノピーはクリアイエローの成形色。

中を覗くとコクピットの内装のパイロットのララァの姿を見ることが出来ます。
まさにフィギュアサイズが大きいからこそ出来た再現になりますね。

ララァはパイロットシートに座ってレバーを持った造形。
コクピット前部、後部のパネルっぽいデザインなどかなり凝っています。

あくまで内部を覗くことが出来るだけで、パイロットや外装の取り外しは一切できません。
サウンドギミック内蔵されているという事もあって簡単には分解できない構造になっています。

見どころは各部の細かなメカディテール。

アニメや設定画のエルメスとは異なりますが、玩具サイズ的に間延びしないような密度感のあるアレンジが加えられています。

横から。

MIAエルメスは主翼などPVCパーツ部分の色味が大幅に異なります。
経年劣化の影響でさらに悪くなっているという所もありますが、当時から色の違いが気になる商品だったと思います。

前方先端部も変色気味。
後部アンテナや側面の先端部もPVC成形ですが、こちらは変色しておりません。

エルメスのエンジンだと思われる部分。

メガ粒子砲
固定武装として本体左右に各1門装備されています。

メガ粒子砲は装甲のスリットに合わせて上下に可動。

メガ粒子砲の砲身がエルメス唯一の可動ポイントなので、そう考えるとアクションフィギュア向けとは言えないMAですね。

アンテナ。

別パーツで分割された状態で封入されています。

後部。

左右には3基のバーニアノズル。

ビットコンテナのハッチ開閉ギミック。

上下の蓋がパカっと開きます。

下部。
各部厳重にネジ止めされています。

前部ランディングギア展開ギミック。

蓋が開き、内部からランディングギアを引き出すことができます。

軸留めされたジョイントが2ヵ所可動。

後部ランディングギア展開ギミック。

こちらは蓋が左右に開き内部に畳まれたランディングギアが内蔵されています。

クランク状の軸を引っ張り出す事で展開。

ランディングギア展開状態。
ギミックとしては面白いところではありますが、見た目は結構地味ですね。

アクション!!

当時はMIAビグザムよりも高額の6500円という事もあって他のMAよりも売れてなかったイメージ。

一時期中古屋でもよく見かけましたし、2000円前後くらいの値が付いていた時期もありましたね。

大きいサイズのエルメスはMIAの他にもバンプレストの「モビルアーマーコレクション」でラインナップされています。
MIAが手に入らない場合はプライズで妥協するのもありだと思います。

MIAガンダムセカンドバージョンとサイズ比較。
横幅だけでも4倍くらいありますね…ビックサイズは伊達じゃない。

正面から。

電池ボックスとON/OFFスイッチ。
右エンジンの下側にあります。

電池ボックスの蓋はネジ止め式で単4電池を2本使用。
中古品だと電池が入りっぱなしになっていることがあるので、遊ばないときは液漏れ防止のために抜いておきましょう。

ボタンはエルメスの額にあるピンク色の部分の前方。
こちらを押すとランダムで3種類のサウンドが鳴ります。
音声は「ララ音」、「ニュータイプ音」、「メガ粒子砲発射」の3種類。
「ま、また聞こえるぞ…ララだ」
もしロボット魂で出る時があればこのサウンドギミックは引き継いでいてほしいですね。

付属品「ビット(×7)」

ビットはPVC成形で7基とも同じ造形。
塗装箇所が多く、砲身付け根付近にある「モノアイ」まで再現されています。

ただビット用のスタンド等が付属していないので、扱いにやや困るところがありますね。

複数のビットとエルメスを一緒に飾ることが出来れば尚よかったと思います。

ビット収納ギミック。

2基のみですが、エルメス後部のハッチから内部に収納することが可能。

エルメスの額にあるピンク色部分の後部を押すと。

スプリングギミックでビット射出。
動画で。
エルメスの貴重な産卵シーン…まさに玩具らしいギミックですね。

付属品「シャア専用ゲルググ用ダメージパーツ」

別売りの「MIAシャア専用ゲルググ」に使用する差し替え用パーツ。
劇中のシーンに合わせたダメージ仕様にすることが出来ます。

左肩アーマーと左腕。
アニメ第40話「エルメスのララァ」の後半、ガンダムのビームライフルが吹き飛ばされた状態。

さらにハンドパーツとして「開き手」が付属。

付属品「スタンド」

クリアイエロー成形。
こちらはエルメスやビット用ではなく、ゲルググをディスプレイするのに使用します。

両太ももをスタンドにはめ込むように取り付け。

エルメスのアンテナを握ることで第40話「エルメスのララァ」のワンシーンを再現可能。
Gジェネレーションシリーズのプラモデルでも再現できるギミックがありましたよね。

「見えるぞッ!」



「あなたを倒さねばシャアが死ぬ!」

「奴との戯言はやめろ!!」

「ララァ、私はガンダムを討ちたい。私を導いてくれ。」

「シャア覚悟!!」

「大佐!!」

夢の共演。

以上「MIA ララァ・スン専用モビルアーマー」レビューでした。
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